Minatoのクッキングラボ

脱サラして飲食店経営を目指す一般人が作った料理のレシピを紹介するブログ

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ブライニングって何? たった一手間で鶏むね肉がしっとり柔らかになる手法とは!?

こんにちは!

昨日はMinato です!

 

昨今安くて栄養価の高い鶏むね肉は、
ダイエットや筋トレ中の食事としても注目されていますよね?

でも鶏むね肉を調理するとパサパサしたり、
ボソボソした食感になっていまうことはありませんか?

そこでお試し頂きたいのが、ブライニングという調理法!

ブライン液という調味液に鶏むね肉を浸けておくだけで、
仕上がりが驚くほどジューシーになります。

今回はそんな夢のような調理法「ブライニング」についてご紹介します!

 

ブライニングの理論

冒頭に記したように、ブライニングとは鶏むね肉等の食材を
ブライン液に浸ける前処理のこと。

ブライン(Brine)とは塩水のことで、昔の漁師さんが肉を海水に浸けていたら
いつもより美味しかったのが始まりではないかともいわれています。

 

なぜ鶏むね肉を加熱するとパサついてしまうのか

そもそも鶏むね肉を加熱すると、何故パサパサになってしまうのでしょうか?

それは鶏むね肉の「保水力」が弱いことが関係しています。

鶏むね肉は脂肪が少なく筋組織が多い部位ですよね。

この筋組織は加熱することで縮んでしまい、
水分をギュッと絞り出してしまうのです!

これが鶏むね肉がパサパサしてしまう理由。

鶏むね肉だけでなく、繊維質な肉類は同様に保水力が弱く
パサパサしやすい傾向にあります。

 

ブライニングでしっとり仕上がる理由

塩水に浸けるだけで、何故鶏むね肉がしっとり仕上がるのでしょうか?

その理由は主に2つあります。

1つ目の理由は、塩水に浸けることで肉自体の水分量が増えるため。

塩水に浸けることで肉に水分が取り込まれるので、
そもそもの水分量を増やすことができます。

お風呂に入ると手先がふやけるのと同じようなイメージ。

2つ目の理由は、塩が筋繊維を壊して柔らかくするため。

筋繊維が壊れると加熱時の縮みが小さくなるので、
絞られる水分量が少なくなります。

ブライニングによる前処理を行うことで
水分の損失を15%抑えられるという研究もあり、
科学的にも美味しくしっとりすることが証明されています!

 

ブライニングによる調理

ブライン液の基本のレシピは水100mLに塩と砂糖を5gずつ混ぜるだけ。

どこのご家庭にもある材料で作れてしまうのが嬉しいですね。

塩5gでは下味が付きすぎてしまう場合もあるので、
料理によって塩分濃度を変えてあげることが美味しい料理に繋がります。

このブライン液に食材を浸すだけでしっとりと仕上がります。

ブライン液に浸す時間は肉のサイズによっても変わりますが、
塊肉で1〜4時間程度浸すと良いといわれています。

塩の量と合わせて何度か料理してみて、
お好みの味に調整するのが良いと思います。

 

ブライン液の定義

ブライン液に砂糖を一緒に入れる理由は、加熱時の温度上昇を緩やかにするため。

食材を一気に加熱するよりも、ゆっくりと加熱する方が水分が失われにくいからです。

正確には砂糖を入れてしまうとBrine(塩水)ではないので
ブライン法ではないかもしれませんが
ブライン法の亜種あたりと考えて下さい!

他にはハーブやスパイスも一緒に浸けて肉に香り付けする場合もありますが、
これはブライン法ではなくマリネに近い調理法になります。

しかしこれもブライン法と言ってしまう場合もありますので、
かなり定義は曖昧ですね。

更に食材に直接塩をすり込んだりすることをブライニングとする人もいますが、
それには一言物申したい!

ブライニングとは先程も記したように、食材の水分量を増やすことです。

しかし食材に塩をすり込むと逆に水分を奪ってしまうので、
これをブライニングと定義するのは如何なものかと。

もちろん塩をすり込むことは余計な水分や臭みを取る重要な下処理ではあるのですが、
ブライン法ではないと私は主張します。

 

ブライン法の応用編

このブライニング、鶏むね肉だけに使うのはちょっともったいない!

例えばエビは生で食べるとぷりぷりして水分たっぷりですが、
加熱すると身がキュッと締まって固くなりますよね?

それは鶏むね肉と同様に筋繊維が多く脂肪が少ないから!

このような食材にもブライン法はピッタリ!

エビをブライン液に浸しておくだけで、加熱してもプリッとした食感が残ります。

 

逆に繊維質でなく脂肪も多い鶏もも肉は、
ブライン法による効果があまり感じられないかもしれません。

全く効果があるわけではないのですが、
普通に調理してもジューシーなので差が感じにくいかと思われます。

 

まとめ

  • ブライニングとは塩水による前処理のことで
    食材をしっとり柔らかくする効果がある
  • ブライン液の基本のレシピは水100mLに対して塩と砂糖5gずつ
    1〜4時間程度浸すと食材が柔らかくなる
  • ブライニングが効果的な食材は、鶏むね肉、ささみ、エビといった
    脂肪が少なく繊維質な食材

 

どこのご家庭にもある材料でできるブライニング、
ちょっとした一手間でいつもの料理が大変身してしまうかも!

是非とも1度お試しいただけると嬉しいです!

 

それでは、また!

減圧調理について解説! 短い時間でも味を染み込ませることができる原理とは!?

こんにちは!
Minatoです!

 

突然ですが、減圧調理という調理法をご存知ですか?

それは読んで字の如く、圧力の低い状態で加熱する調理法です。
圧力鍋と似てるような気もしますが、あちらは圧力をかけて調理するので、
似て非なるものですね。

はたして減圧調理とは一体なんなのか、原理やメリットについて記事にしてみたので、是非ともお読みください。

 

減圧調理とは?原理、メリット、デメリットを解説

何故、減圧下で調理をするのか。

それは、沸点を低くすることが出来るからです。

水は大気圧下では100℃で沸騰しますが、
気圧が下がると100℃に達する前に沸騰を始めます。

気圧が下がって水を押さえつける力が弱くなり、水分が飛びやすくなるためですね。

山の上でカップ麺を食べようとすると、
100℃のお湯じゃないから3分経ってもできていなかったりするのも、
この原理が理由だったりします。

さて、減圧すると沸点が低くなるのはいいとして、
わざわざ料理に使うのは何故だと思いますか?

それは、低い温度での調理、すなわち低温調理が簡単に出来るからです。

例えば、鍋の圧力が約20kPaG(大気圧の5分の1)では、水は60℃で沸騰します。

大気圧下で水が100℃以上で沸騰しないのと同じように、
その圧力下ではどれだけ加熱しても60℃より上がることはありません。

そのため温度を簡単に調整することができるのです。

 

減圧調理のメリット

低温調理のメリットは温度の調整が楽なだけではありません。

なんと、味を染み込みやすくしてくれるという利点があります。

理由は以下の通り。

減圧下になると食材が膨らみ、大気圧に戻すと元に戻ります。

飛行機に乗ると、ペットボトルやポテチの袋がパンパンに膨らんで、
着陸すると元に戻るのと同じ理屈ですね。

この大気圧に戻すタイミングで食材の周りに調味液があれば、
その水分が食材に染み込むというわけです。

普通に加熱するよりも味が染み込みやすいので、
調理時間の短縮や光熱費の節約なるというわけですね。

また低い温度で加熱するので、食材を破壊することなく加熱することができます。

それによって、煮崩れすることなく、
しっかりと中まで火を通すことが可能となります。

減圧にするときに細胞が壊れてしまうのではと感じるかもしれません。

ところが減圧調理では細胞が破壊されることはないという
研究結果も出ていますのでご安心を!

細胞を壊すことなく、味を染み込ますことが可能です!

 

減圧調理のデメリット

ただ、減圧調理器にも欠点があります。

それは、温度まで調節できるようなものは非常に高価ということ。

espec社のVideProはなんと650,000円!!!

とても一般家庭で買える値段ではないですね。

私も欲しいとは思うのですが、これではとても手が出ません。

以前とあるテレビ番組の企画で、高級レストランのシェフがこの調理器を使用しているのを見た記憶があるので、まさにプロ仕様ということですね。

 

家庭で減圧調理をするには

プロ仕様のものがあるということは、家庭用のものがあるんですよね!

それが、減圧鍋です!

減圧鍋の原理は非常にシンプル。

まずは鍋を加熱して鍋の中を水蒸気で満たします。

その後加熱を止めると、放熱が起こり水蒸気が水に戻ります。

この時、鍋の内部が密閉されていると内部が減圧されるという仕組みです。

残念ながら、圧力を調整することによって温度をコントロールすることまではできませんが、減圧下における調理をすることを可能にしてくれます!

減圧鍋は温度のコントロールは出来ないけれど、メリットもあります。

 

加熱時間を短く出来る

減圧鍋は火を止めた時から減圧が始まりますが、
その過程で食材を柔らかくし、味を染み込ませます。

いわゆる、コトコト弱火で煮る工程を減圧下で行うので、
その分加熱時間を短くすることができるのです。

加熱時間が短くて済むので、夏場は非常に助かりますね。

普段の生活では光熱費の節約になりますし、
災害時でもガスの節約になるので安心という、一石二鳥の効果があります!

 

鍋の中身が確認できる

減圧調理器や圧力鍋は中身が見えないので、
加熱がどれくらい出来ているか確認できません。

しかし減圧鍋ならガラス製の蓋を採用しているので、
中身を確認することができます。

ガラスは衝撃や膨らむ方向への力には弱いですが、
圧縮する方向への力には強いので、割れる心配もありません。

 

価格が手ごろ

もちろん普通の鍋を買うよりは高いのですが、
安いものは6,000円程度と手が出ない価格ではありません。

ちなみに、減圧鍋で炊いたお米はめちゃくちゃ美味しいんだとか!

減圧状態から大気圧に戻す時に一気に水分を吸収するので、
モチモチのお米が炊けるそうです。

どれだけ違うか、試してみたいですね!

まとめ

  • 減圧調理は低温調理を簡単に行うことのできる画期的な調理法
  • 減圧調理を行うと、食材に味が染み込みやすい!
  • 家庭で減圧調理を行うのであれば、減圧鍋がオススメ!

減圧鍋を使う場合、煮込む系の料理を推奨します。
カレーや肉じゃが、煮豚のような料理が食卓を賑わしてくれることでしょう。

短い加熱時間で、しっかり味を染み込ませて、美味しい料理を作っちゃいましょう!

豚の角煮の低温調理に失敗した話

こんにちは、めっきり低温調理がブームになっているMinatoです!

 

豚の角煮、美味しいですよね。

トロッとした脂身と濃いめの味付けがついつご飯をおかわりさせてしまう、謎の魔力を秘めていると感じさせます。

でも角煮を作るにはバラ肉の表面に焦げ目をつけて、下茹でした後に調味液で煮てと、工程が多くて面倒くさいですよね?

そこで今回はそんな面倒な工程を省いて、調味液で低温調理するだけの角煮を作ってみました!

タイトルにもあるように、あまり美味しくできなかったのでその考察をしていこうかと。

よければお読み下さい!

 

豚の角煮 豚バラ肉 角煮

今回作った豚の角煮

材料/レシピ

今回はそもそも失敗しているので、ここはサクッと書きます。

飛ばして頂いて全く問題ありません!

 

材料

  • 豚バラ肉 ・・・500g
  • 生姜   ・・・1かけ
  • 醤油   ・・・80 mL
  • 酒    ・・・80 mL
  • 水    ・・・100 mL
  • はちみつ ・・・大さじ2杯

 

作り方/レシピ

  1. 薄切りの生姜と調味料を鍋に入れ、
    弱火で10分ほど加熱しアルコールを飛ばします。

  2. 豚バラ肉を4cm程度の角切りにして、
    粗熱をとった1の調味料と一緒に真空パックします。

  3. 2を63℃で7時間、低温調理します。

  4. 完成!

 

考察

さてさて、この豚の角煮の作り方の何が悪かったのでしょうか?

考察して、次に活かしていきたいと思います!

 

良かった点

低温調理でしたが7時間しっかり加熱したので、豚の臭みは無くなっていました。

以前ローストポークを低温調理で作った時に、加熱時間が短かったせいなのか
臭みが取れていなかったことがあるので少しだけ進歩しました。

 

後はあえて上げるとするならば、工程が少なくて手間がかからなかったというところでしょうか。

この点はなるべく変えずにいきたいのですが、もしかしたらどうしようもなく工程を増やさざるを得ない日が来るかもしれないです。

 

悪かった点

1番ダメだったところは、脂身がトロトロにならなかったこと!

角煮の醍醐味の、あの脂身が固くて非常に残念なものになっていました泣

調べてみると脂身やコラーゲンを柔らかくするには80℃近くにするか、63℃で24時間以上加熱する必要があるらしいです。

ここは今後の課題として、どれくらいの温度と時間で加熱すればいいのか、検証していく必要がありそうです。

そうなると低温調理器が欲しくなってきますね。

少し高価ですが買ってみる価値を見出せてきたので、余裕ができたら買おうかと!

 

次に気になったのはアクですね。

今回は下茹でも何もしていないので、完成した煮汁にはアクが目立っていました。

見た目が少し悪くなってしまうので改善したいですが、これを改善しようとすると下茹でするしかないので工程が増えてしまうんですよね。

良質な肉ならアクが少ないといいますが、コストがかさんでしまいますし。

なかなか全て上手く収まる方法は見つからないものです。

 

これも下茹でをしなかったのが原因ですが、肉汁が出た分タレが薄くなってしまいました。

肉汁が出る分調味液を濃くすれば、この問題はあっさり解決しそうです。

 

最後は、味が染み込んでいなかったこと。

これは低温調理をしているので分かっていたことなのですが、長時間加熱しても味は染み込むことはないのことが確認できました。

冷めるときに味が染み込むのは有名な話ですが、低温調理をした後に冷ましても味が染み込むのかどうか確認する必要がありそうです。

 

最後に

豚の角煮1つとっても、料理の奥深さがわかりますね。

一先ずは、トロトロかつほろほろな感じの豚の角煮ができる温度と時間を見つけるのに専念したいと考えています。

なるべく工程は踏まずに、簡単にできるレシピが出来ればいいなぁとも思っています。

電子レンジとか使えば上手くいくかもしれないですね!

最適解を目指して精進しますよ!

 

最適な時間と温度が分かったら、味付けですね。

分量はもちろん、スパイスまでしっかり考えていきたいです!

 

それでは、また!

 

家庭で本格的な料理が作れちゃう!?低温調理について解説します!

皆さん、こんにちは!
Minatoです!

自宅で本格的なローストビーフやローストポークを
作って食べてみたいとは思いませんか?

どちらも低温調理という調理法で食材を加熱した料理ですね。

低温調理と聞くと、難しそうとか、
手間がかかりそうとか感じるかもしれませんが、
そんなことはありません。

誰でも簡単に本格的な料理を作ることができてしまう、そんな調理法なのです。

 

低温調理とは

低温調理とは簡単に言うと、
「約100℃以下の低温で食材を加熱する調理方法」です。

水の沸点は100℃なので、食材に含まれる水分を大量に飛ばすことなく
調理することができます。

また、低温のため食材の組織が壊されることなく調理することができるので、
しっとりとした仕上がりになります。

 

この調理法は低温でじっくりと食材を加熱するので、
通常の調理と比べて時間がかかります。

約500gの塊肉を加熱するとしたら、90〜120分ほど必要になります。

もちろん、肉の厚みで加熱時間が変わってくるので一概には言えませんが。

時間はかかってしまう分、加熱中は放置しておけるので、
手間はかかりません。

その間に他の料理を作ることもできますよ。

 

調理に時間がかかる分、光熱費がかさむと思うかもしれませんが、
実はそんなことはありません。

低温調理で1時間ガスを使うと約5円の料金がかかるのに対して、

強火で一気に(5分くらいで)加熱すると約3円になります。

低温調理では約1.5倍ほど、光熱費がかかる計算になります。

これを毎日繰り返したとしても月に60円の差にしかならないので、
家計に大きな負担になることはないと思います!

むしろ、月60円で美味しい料理が作れるのだから、安いものです。

さらに、実際には弱火でずっと加熱するわけではないので、

普通に調理するのとほぼ変わらないかもしれません。

 

低温調理に必要なもの

さて、こんなにも魅力的な低温調理をするためには、
1つだけ必要なものがあります。

それは「温度計」です!

低温調理ではだいたい50〜70℃で調理をするので、
温度計がないと適温を知ることができません。

安いものは1,000円程度で手に入るので、
低温調理をするのであれば是非とも買って頂きたいです!

 

低温調理は一定の温度で食材を加熱します。
つまりガスコンロ等の弱火で加熱をすると温度が上がり過ぎてしまうので、
火を点けたり消したりする必要が出てきてしまいます。

そんな面倒な作業を少なくするために、あった方がいいものを紹介していきます。

  • 保温機能付きIHクッキングヒーター
    IHクッキングヒーターの中には保温機能が付いているものもあります。
    この機能が予想以上に便利で、私も最近はよく使用しています。
  • 土鍋
    土鍋は金属製の鍋と比べて、加熱中は温度が上がりにくく、
    火を止めても温度が下がりにくい性質があります。
    そのため、火を点けたり消したりする作業が減るので、
    比較的手間を省くことができるので、オススメです。
  • 大きめの鍋
    土鍋も無ければ、家にある1番大きい鍋を使いましょう!
    お風呂のお湯よりも、コップのお湯が早く冷めるように、
    水が多い方が火を止めても温度が下がりにくくなります。
    これでも手間を省くことができるので、
    土鍋がなければ、大きめの鍋を使いましょう。

 

これ以上に手間を省きたいとなると、
もう低温調理器を買うしかありません。

低温調理器は、設定した水温を自動で保ってくれるので、
手間がほとんどかかりません。

価格も安いものは8000円程度からあるので、
思い切って買ってみてもいいかもしれません。

私も今は持っていませんが、機会があれば買いたいと考えています。

 

低温調理の加熱時間と温度

低温調理で注意しなければいけないのが食中毒です。

普通の調理法では十分に温度が高いため死滅する菌も、
低温調理ではそうはいきません。

ただ、心配する必要はありません。

しっかりと温度と時間を管理すれば、
菌は死滅し食中毒の危険性も消え去ります。

 

結論から書いてしまうと、一般的な菌は75℃で1分以上加熱すれば死滅するので、
食中毒の心配はほとんど無くなります。(ノロウイルスは85℃で1分以上)

小さなお子さんがいる家庭ではこれを目安に加熱することを推奨します。

この時注意して頂きたいのは、肉の表面ではなく
中心部を75℃で1分間加熱しなければいけないこと。

つまり肉全体が75℃になってから、1分以上加熱する必要があるので、ご注意を。

 

ただ中心部の温度が75℃では熱がかなり入ってしまうので、
低温調理としては微妙なところ。

厚生労働省の基準では、中心部の温度が63℃以上で30分間以上
加熱しなければならないとしているので、
時間はかかりますが温度を測りながら長時間加熱する方が味は本格的になります。

 

また、塊肉であれば内部まで菌が侵入している可能性が少ないと言われていますが、
決してそんなことはありません。

と殺された直後の肉であれば問題ないのですが、
時間が経つと菌が侵食してしまうことが確認されています。

新鮮なお肉でない限りは、しっかりと加熱しましょう。

 

しかし、しっかりと加熱するといっても、
ゆっくり温度を上げていってはいけません。

菌は35〜45℃あたりで活発になるため、
この温度帯にある時間をなるべく短くする必要があります。

そうでないと、菌が繁殖してしまいます!

 

つまり低温調理で肉を加熱するときは、
50℃くらいまでは一気に温度を上げて、
中心部の温度が63℃になってから30分以上加熱すれば
食中毒の危険性はほとんど無くなるということです。

ここだけは少し面倒かもしれないですが、
温度を測るだけの単純な作業なので、頑張りましょう!

 

低温調理の方法

低温調理で最も主流な加熱方法は真空調理といって、
肉を真空パックして湯煎するように加熱する方法です。

また難しそうな調理法と思われてしまうかもしれませんが、
決して難しくはありません。

早速、解説してまいります。

 

まず、肉は常温に戻しておきます。

夏場の暑い時期は危険かもしれませんが、先程解説したように、
菌が最も繁殖するのは35〜45℃程度なので、常温程度であれば問題ありません。

 

続いて、肉を真空パックします。

真空パックといっても特別な機器は必要ありません。

肉をジップロックに入れて、中の空気をストローで吸い出してやればOKです。

この時、チャーシューのように味の染みた料理を作るのであれば、

調味液も一緒に真空パックします。

ローストビーフのような料理は、
浸透圧によって肉の水分が出てしまうので、
味付けは加熱後に行うことをオススメします。

 

続いて、最も大事な加熱の工程です。

鍋に水を張り真空パックした肉を入れて火にかけます。

ここから50℃あたりまでは一気に加熱し、その後弱火にします。

目標は中心部の温度が63℃になることなので、
水温は63〜66℃程度になるように調整しましょう。

調整するのは簡単、水温が66℃になったら火を消して、
63℃まで下がったら火を点けるだけ。

この点けたり消したりの回数を減らすために、
保温機能付きのIHヒーターなどがあると便利ということですね。

 

水温を調整しつつ中心部の温度が63℃になってから、
更に30分以上加熱すれば出来上がりです。

チャーシューならそのまま食べても美味しいですし、
ローストビーフなら調味をして表面に焦げ目をつけるとおいしく頂けます!

 

まとめ

  • 低温調理は家庭で本格的な料理を作れる調理法、
    低温調理器のような特殊なツールは必要なく、温度計さえあれば誰でも簡単に出来る
  • 肉を低温調理する時は食中毒への注意が必要だが、
    中心部を63℃で30分以上加熱することで問題なくなる
  • 低温調理は、食材を真空パックにして、
    湯煎するように加熱するのが最も一般的。
    加熱は一定の温度を保つように火を点けたり消したりしながら行う。

低温調理は、お肉だけでなく野菜や魚にも応用が利く調理法です。

野菜は栄養を逃さず、魚は驚くほどしっとりとした仕上がりになります。

低温調理は、温度と時間の管理さえすれば、
誰でも美味しい料理ができる調理法なので、是非とも挑戦してみて下さい!

 

 

それでは、また!

枝豆とチーズのポテトサラダの作り方!

こんにちは!

Minatoです!

 

久々にポテサラレシピを紹介します。

今回は、旬の枝豆に相性の良いチーズと昆布を合わせてみました。

 

良ければ参考にしてみて下さい!

 

材料/レシピ

サクッと材料とレシピを紹介します!

 

材料

  • じゃがいも  ・・・4個(約400g)
  • 塩小さじ   ・・・1/2杯
  • コショウ   ・・・少々
  • マヨネーズ  ・・・大さじ3杯
  • 枝豆     ・・・100g
  • チーズ    ・・・90g
  • 塩こんぶ   ・・・20g

ポテサラ 具材

今回のメンバーはこちら!!!

 

作り方/レシピ

  1. まずは枝豆を茹でます。茹でてあるものを使っても問題ないのですが、
    茹で加減を決められるので茹でることを推奨。
    茹でる時はお湯に対して4%の塩を入れて、4〜5分茹でると美味しくできます。
    枝豆の茹で方に関しては白ごはんさんが詳しく教えてくれていますので、
    そちらも参照下さい。
    ポテサラ 枝豆
    枝豆 茹で方
    少し固めに茹でるのと、歯ごたえがあって美味しい
  2. よく洗ったじゃがいもを蒸し器で蒸します。蒸したら熱いうちに、皮と芽を取ります。最近はキレイにむけるのが楽しくて、皮をむいてしまっています笑キレイにむけるときとむけない時の差は何なんですかね?皮と芽を取ったら熱々の間に塩コショウをふり、マッシュします。

    ポテサラ じゃがいもを蒸かす

    最近のトレンドは蒸かして皮もしっかりむくこと
  3. じゃがいもを蒸している間に、具材の準備をします。枝豆は実を房から外し、チーズは1cm角に切っておきます。

    ポテサラ 具材

    これだけで十分美味しそう!
  4. つぶしたじゃがいもにマヨネーズを加えて混ぜ合わせます。

    ポテサラ マヨネーズ

    今回はいつも入れている出汁系のものは入れません
  5. 具材も入れて、さらに混ぜ合わせます。

    ポテサラ 混ぜる

    枝豆がつぶれないよう、やさしく混ぜます
  6. 塩コショウ、マヨネーズで味を調えて完成! 

    ポテサラ 色合い

    ちょっと色合いが良くないですね。。。

考察

 

良かった点

いつものレシピだと、ポテサラをしっとりさせるために出汁的なものを加えているのですが、今回は敢えて加えてませんでした。

理由としては、じゃがいもを蒸しすぎてかなりしっとりしていたことと、昆布を加えるので出汁としての役割は他にはいらないかなと思ったからです。

そのおかげか、ポテサラベースはねっとりとした仕上がりになりました!

ねっとりした食感の方が好きな方は、出汁は加えない方がいいかもしれませんね。

私は具材との組み合わせを考えて、出汁を加えるかどうか決めていければいいなと思っています!

 

今回、ベビーチーズを使ってみましたが、中々良かったです!

そこそこしっかりしているので混ぜても存在感を残してくれるし、味のレパートリーも豊富なので、ベビーチーズだけで味を決めることも出来ちゃいそうです。

今回はシンプルにプレーン味にしましたが、試してみたい味もあるので、今後ポテサラに混ぜていきたいと思います!

 

悪かった点

今回の分量では、枝豆に対してチーズが多過ぎたような気がします。

ちょっとチーズの押しが強過ぎた印象を覚えました。

チーズ好きならもっと加えてもいいかもしれませんが笑

 

また、塩加減が強すぎました。チーズも塩こんぶも塩気があるので、いつもよりも塩は控えめにすべきでした。

 

最もダメだったポイントは、昆布を混ぜてしまったことですね。

ポテサラの白い部分に染み込んで、何とも微妙な色合いに仕上がってしまいました。

昆布等、色の出るものを使うときは盛り付けの時にふりかけたり、工夫する必要がありそうです。

 

まとめ

旬の食材は、やはり旬に食べるのが一番おいしいのですね!

また枝豆は彩り的にも食感的にもポテサラとの相性よさげなので、今後も登場いただくと思います!

 

それでは、また!

コンビーフとらっきょうで! ポテトサラダを作ってみた!

こんにちは!

Minatoです!

 

さて、今回はコンビーフを使って、

ちょっと贅沢なポテトサラダを作ってみました!

 

とはいえ、普通のコンビーフでは予算オーバーだったので、

コンミートを使ってます笑

コンミートとは、コンビーフの何割かに馬肉を使用したもので、

コンビーフと比べると赤身感のある商品です。

 

美味しい具材を使えば、美味しいポテトサラダが出来るであろうという

打算のもとやっておりますが、よければレシピをご覧下さい!

 

材料/レシピ

材料とレシピは、具材が変わるだけで

いつもと同じような感じですね。

 

いい加減、じゃがいもの加熱方法による味の違い等の

検証をしたいのですが、なかなか時間が取れず。。。

 

さて、言い訳はこの辺りまでのして

材料のご紹介です!

 

材料(4~5人前)

  • じゃがいも  ・・・5個(約600g)
  • 塩      ・・・小さじ1杯
  • コショウ   ・・・少々
  • マヨネーズ  ・・・大さじ4杯
  • コンミート  ・・・1缶
  • らっきょう  ・・・100g
  • たまご    ・・・2個

 

作り方/レシピ

  1. たまごはゆで卵にしてらっきょう酢に1時間ほど漬けておきます。
    このらっきょう酢もポテサラに加えるので
    捨てないでください。

    たまご らっきょう酢漬け

    卵の白身には味がないので何かしらの味付けをすると美味しいですよ


  2. 良く洗ったじゃがいもを蒸し器で30~40分ほど
    竹串がスッと入るくらいまで蒸します。

    ポテサラ じゃがいも 蒸かす

    手間はかかりますが、じゃがいもは蒸かすのがおすすめ


  3. らっきょうと卵の白身を1センチ角程度に切り
    卵の黄身はマヨネーズと和えておきます。

    ポテサラ 具材

    今回の具材たち、圧倒的コンミートの存在感


  4. 蒸かしたじゃがいもは芽だけを取って
    熱いうちにつぶします。
    つぶしたら、塩・コショウ、和えたマヨネーズ、らっきょう酢
    具材(白身、らっきょう、コンミート)を入れて
    さっくりと混ぜ合わせます。

    ポテサラ 混ぜ

    混ぜながら味見をして、味を整えてください。


  5. お皿に盛って、彩りとしてパセリを振れば完成です。

    ポテサラ コンミート

    美味しそうにできました!


考察

 さてさて、今回のポテサラは

美味しいものを入れれば美味しくなるという打算で作ってみたのですが

個人的にはいいところと微妙なところを感じました。

 

そのあたりを考察してまいります!

 

良かった点

コンビーフの偉大さをヒシヒシと感じた!

コンビーフ(コンミートですが笑)はやはり偉大!

ポテトサラダに入れても圧倒的存在感を出しつつも、

マヨネーズとの相性も良いので、しっかりと味の土台となってくれました!

 

ゆで卵の白身には味付けするのがベター

今回、ゆで卵の白身をらっきょう酢に漬けましたが、

中々良かったのではないかと感じています。

 

卵の白身には基本的に味が無いので、

何も工夫せずに入れてしまうと、ポテトサラダの味を薄めてしまうんですよね。

なので、ポテサラにゆで卵のを入れる時は何かしらの

下味をつけてあげると良いです!

 

煮卵やピクルス、燻製卵なども試してみて、ベストな具材を探していきます!

 

悪かった点

コンビーフとらっきょうの相性はイマイチ?

コンミートはとても美味しかったのですが、

らっきょうとの相性はいまいちでした。

 

らっきょう自体はポテサラとの相性が良いはずなのですが、中々難しいですね。

 

さらにポテサラベースに使ったらっきょう酢が

コンミートと合わなかったのかもしれません。

具材として、らっきょうとらっきょう酢に漬けた卵を使っているので、

ポテサラ全体にらっきょう感が強く出すぎてしまいました。

 

このせいで相性が良くないと感じてしまったのかもしれません。

 

コンビーフに合うような出汁(ビーフコンソメとか?)を

ベースに使った方が、いい感じにできたのではないかと。

 

最後に

これだけポテサラを作っていても、

美味しかったり微妙だったりするので、

料理は難しいですね笑

そこが面白いところでもあるのですが

 

次回も色々と試してみますので、お楽しみに! 

 

 

それでは、また! 

【夏にぴったり】シャーベットケッカソースの冷製パスタの作り方!

こんにちは!

Minatoです!

 

7月に入って暑さも本格的になってきて

冷たいものが美味しい季節になりましたね!

 

今回はシャーベット状のケッカソースを使って

冷製パスタを作ってみたので、そのレシピを紹介したいと思います。

 

聞きなれない単語かと思いますが

ケッカソースとは「冷たいトマトソース」のこと。

オリーブオイル、バジル、にんにくなどを加えて

イタリアン感満載のソースです。

作り方も簡単で、いろいろと応用もできるソースなので

この際に覚えて、暑い夏を乗り切りましょう!

 

材料/作り方

今回のレシピは事前にトマトを冷凍しておかなければいけないので

買い物は前日のうちに済ましておくのがベターです。

材料(2人前)

  • パスタ     ・・・160g
  • オリーブオイル ・・・大さじ2杯
  • トマト     ・・・2個
  • 塩       ・・・少々
  • コショウ    ・・・少々
  • バジル     ・・・大さじ1杯程度
  • にんにく    ・・・(お好みで)1かけ
  • 酢       ・・・小さじ1杯
  • はちみつ    ・・・小さじ1杯

 

作り方/レシピ

  1. トマトはへたを取り除いてから
    半日以上しっかりと冷凍しておきます。
    盛り付け用のお皿も調理開始前に冷蔵庫で冷やしておきましょう!

    トマト 冷凍

    キンキンに冷やしましょう!


  2. パスタを袋に書いてある茹で時間の通りに茹でます。
    お湯3Lに対して塩45gほどしっかり塩を入れましょう。
    パスタが茹で終わったら、氷水でしっかりと冷まします。
    この時、氷水にも塩を入れておくことでパスタの塩分が
    抜けることを防ぐことができます。
    氷水2L程度に対し塩30gほど溶かすと良いでしょう。

    パスタ 冷やし方

    パスタもキンキンに冷やしましょう!


  3. パスタを茹でている間に、ケッカソースの準備をします。
    凍ったトマトをおろし金でシャーベット状にし
    調味料を加えてざっくりと混ぜます。
    その後オリーブオイルを半量(大さじ1杯分)加えて
    さらに混ぜます。
    バジルは、あればフレッシュのものを使うと
    よりおいしく仕上がると思います。
    私は予算の都合上、乾燥のものを使用しています(笑)
    にんにくも相性が良いので入れたほうがおすすめですが
    苦手であれば入れなくてもOK
    酢についても、用意できれば赤ワインビネガーがあると
    本格的に仕上がりますが、これに関しては普通の
    穀物酢とかでも問題ありません。
    トマト おろす
    ケッカソース シャーベット状
    トマトをおろす作業が冷たくてつらいので頑張りましょう!


  4. 冷ましたパスタの水をよく切り、
    残りのオリーブオイルを加えてよく和えます。

    パスタ オリーブオイル 和える

    オリーブオイルを加えるのは、食べやすくするためです


  5. 冷蔵庫で冷ましておいたお皿にパスタを盛りつけ、
    ケッカソースをかければ完成です!

    ケッカソース シャーベット パスタ

    飾りつけにバジルを振ってオシャレにしてやりましょう!


考察

さてさて、ブログ更新は久々ですが考察してまいりましょう。

写真が撮るのが下手すぎて、美味しさが伝わっていないかもしれませんが

そこは今後の成長に期待していただきたい。

 

良かった点

ソースもパスタも皿も、キンキンに冷やしておいたのが良かった!

冷たくて、まさに夏にぴったりの仕上がりでした!

おなかが弱い方は、パスタと皿に関しては

冷やし過ぎない方が良いかもしれません。

 

悪かった点

今回、トマトを丸ごと凍らせてしまったので

食べている間に、ソースが水っぽくなってしまいました。

少し手間は増えてしまいますが、冷凍する前にトマトを半分に切って

種の部分を取り除いてから冷凍するのが良いかもしれません。

 

最後に

これから夏真っ盛りになっていくので

こういった季節を楽しめるような料理も

たくさんしていけたら楽しいだろうなと思う今日この頃。

 

いいアイデア浮かぶことを祈り続けます(笑)

 

 

それでは、また!