Minatoのクッキングラボ

脱サラして飲食店経営を目指す一般人が作った料理のレシピを紹介するブログ

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パウンドケーキが膨らまない理由について考察&検証

こんにちは!

Minatoです!

 

今回はパウンドケーキが膨らまない理由について

考察と検証をしてみました。

 

結論から言ってしまうと

  • バター(マーガリン)のホイップ不足
  • オーブンの予熱温度不足

の2点がパウンドケーキが膨らまない主な理由と感じています。

 

検証

 

材料

  • マーガリン・・・100g
  • 上白糖・・・100g
  • 塩・・・ひとつまみ
  • 全卵・・・100g(Mサイズ2個分)
  • 薄力粉・・・100g
  • ベーキングパウダー・・・3g
  • 紅茶の茶葉・・・2パック

 

作り方/レシピ

  1. 材料は全て常温に戻しておきます。
  2. マーガリンを白っぽくなるまでしっかりと泡立てます。
  3. 泡立てたマーガリンに、上白糖と塩を合わせたものを3回くらいに分けて加えながら、よく泡立てます。
  4. よく混ぜた全卵を少しずつ加えて、さらによく混ぜ合わせます。
  5. 薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるい入れ 、ゴムベラで泡を潰さないように混ぜます。粉っぽさが無くなったら紅茶の茶葉を加えて、生地に照りが出てくるまで混ぜ合わせます。
  6. 型に生地を流し入れ、180℃のオーブンで40分間焼成します。焼成を始めてから10分ほどで、生地が膨らんできたら、一度オーブンから取り出して濡らしたナイフで切り込みを入れます。
  7. 型から取り外し、ケーキクーラーなどを使って粗熱を取ります。
  8. 完成!

 

考察

さて、前回と比べれば良さそうな出来にはなってきましたが、それでも完璧とは言い難いですね。果たして何が良くて、何がいけなかったのか、自分なりに考察してみました! 

良かった点

 

少しではあるがパウンドケーキを膨らますことができた

何故、パウンドケーキを膨らますことができたのか。それはマーガリンをしっかりとホイップしたことと、オーブンの予熱温度を180℃と高めに設定したことが考えられます。

 そもそもパウンドケーキはバターと砂糖をしっかりと混ぜ合わせ空気を含ませることで、生地を膨らませる力とするものです。この工程をクリーミングというそうです。前回まではマーガリンはマヨネーズ状になるまでしか泡立てていませんでしたが、今回は白っぽくなるまでしっかりと泡立てました。それから砂糖を加えたので、しっかりとクリーミングをすることができました。また、砂糖も前回はグラニュー糖を使いましたが、今回は上白糖を使っています。その理由はグラニュー糖ではマーガリンに溶けにくいためです。製菓用のグラニュー糖であれば、粒子が細かくなっているので問題なく溶けるのですが、家庭で作るのであれば上白糖か粉糖を使うと良さそうです。さらに、砂糖の加え方も前回は一度に加えてしまっていますが、今回は三回に分けて加えています。砂糖には泡立てたマーガリンを戻す作用があるようで、一度に加えてしまうと、せっかく泡立てたマーガリンがダメになってしまう可能性があります。よって砂糖は何回かに分けて入れることで、泡立ちを阻害せず、しっかりとクリーミングさせることができます。

パウンドケーキが膨らんでくれた理由として、オーブンの予熱温度を170℃から180℃に変更したことが考えられます。パウンドケーキを焼成する様子を見るとよく分かるのですが、生地を焼成を始めてから10〜20分ほどでほとんど膨らみきってしまいます。そこで爆発的に膨らますことが出来なければ、パウンドケーキは膨らまないまま焼成されてしまいます。パウンドケーキのレシピを調べてみると170℃で焼いているものが多いですが、家庭用やオーブンでは170℃に予熱しても、型を入れる際に温度が下がってしまうので、少し高めに設定するのがよさそうです。

 

 

砂糖の量は膨らまない理由ではなかった

 前々回、薄力粉100gに対して砂糖100gでパウンドケーキを作った際に、砂糖を入れすぎたから膨らまなかったと思っていたのですが、それは間違いということが発覚しました。今回、薄力粉100gに対して砂糖100gを入れても、ある程度膨らんだからです。要はしっかりと泡立ててクリーミングをしてやれば、砂糖の量は多少変えても問題ないということですね。甘めが好きなのであれば砂糖を少し多めに、逆に甘さ控え目にするなら少し少なめにしてやるのがよさそうです。

悪かった点

 

パウンドケーキをしっかり膨らますことはできなかった

 確かに前回と比べればパウンドケーキを膨らますことはできているのですが、それでも膨らんでいるとは言い難い出来栄えでした。膨らまなかった理由として考え得るのは、バターのホイップが不足していたこと、オーブンでの焼成時間や温度が適していなかったこと、マーガリンでは膨らます力が弱かった可能性があること、型が適していないこと、分量が適していないこと、などがあります。この理由について、徐々に潰していって、見事なパウンドケーキを焼けるようになります!そして、誰でも上手にパウンドケーキを焼けるようなノウハウを生み出せれば最高だなと、今は考えています。

表面を少し焦がしてしまった

 今回のレシピではパウンドケーキをしっかりと膨らませるために、オーブンを180℃に予熱していました。しかし、180℃では焼成から10分後の切り込みを入れるタイミングで、表面がうっすらと焦げてしまいました。家庭用のオーブンでは熱源が近いためなのか、表面が焦げやすいのかもしれません。対応策としてアルミホイルを被せて焼きましたが、これでは膨らみ加減が分からないので、焼き上がりの確認が難しくなってしまうのが難点です。やはり、何度も試してみて、このオーブンならこの時間で最適な焼き加減!というところを見つけていくしかなさそうですね。コツコツと努力して参ります!

生地の量が型に対して少なかった

我が家で使っている型のサイズは???と少し大きめのサイズを使っているのですが、この型に今回のレシピの分量で生地を入れると、型の1/3ほどの量にしかなりません。この分量だと、そもそも膨らむ総量が少ないから上手く膨らまなかったのではないかと考えてもおかしくはないと思います。次回は分量を1.5倍にして作ってやろうと考えています!

最後に

 さてさて、作る度に反省点が出てくるパウンドケーキですが、そろそろうまく作れるのではないかと。むしろ、そろそろちゃんと出来て下さいと祈るばかりです。次回は分量を増やして、かつ表面に焦げ目がつかないような工夫をして、パウンドケーキを作っていこうかと思います。お楽しみに!

 

それでは、また!